JAKEHS対馬研修会
日時:2004年10月17日(日)9:00〜12:30
会場:対馬市厳原町対馬市商工会議所(大会議室)
テーマ:JAKEHSの現状と今後の課題、
主催:JAKEHS
後援:長崎県教育委員会、対馬市教育委員会、国際文化フォーラム
9:00〜
韓国朝鮮語を取りまく現状について
神奈川、長野、兵庫、鳥取の取り組みについての報告
神奈川<遠藤正承>
十数校で行われている。韓国語は新しいタイプの学校で増えていく可能性がある。国際・情報高校では中国語と併せて韓国語も開設する方向である。
他方専任教員の中で、意識的に韓国語を取り入れていこうという方向がある。
神奈川全体として何か立ち上げるという方向ではできていない。特に非常勤の先生が苦労してやってらっしゃる。
従来数少ない高校で行っていたが今は10+15で25校の新校で、
教える人がいなくて開講できない所も出てくる。専任教員の中でできるとうことになれば、広まるということになるのではないか。
Q:カリキュラム表にのるけど開設できないというのはどのようなことか。
A:中国語を母語とする生徒が10人近くいるため、カリキュラム表い乗せたが、開講できるかどうか、講師がさがせなければ開設できないことがある。相模原・高校、講師が見つからず、できなかった。見つからない
Q:韓国語が広まってきた理由は何か?
A:自然の流れが大きいように思われる。多様に科目をもうけ用という動き、総合高校の中で、免許状はいらなくて科目の開設ができる。年によって生徒も違う、一人でも開設しようという学校もある。毎年希望する学生の変動がある。
Q:カリキュラムに入れると実際開講できるか、
A:
神奈川の場合さしたる苦労もなくすっと入ることが多い、新タイプの学校で韓国語はすっと入る。
発言:
長野県<太田剛>
塩沢志學館高校をはじめ4校で韓国語の講座がある。大町北では昨年は土曜日だったが、現在は正規の時間に入っている。
上田染谷丘高校は、修学旅行で韓国に行くことになった。新聞記事に生徒の感想なども載っている。
唯一の総合高校、塩尻志學館高校が中心になっている。ある程度努力しないとカリキュラム表に乗らない現状である。松本蟻ヶ崎に西沢さんとあと1名いたが、2人ともいなくなったので、カリキュラム表から消えた模様。
長野でも改編で、国際教養のようなものが開設されるだろう。出張とかの扱いについては今回の学習会は出張ということになった。塩尻志學館で派遣申請がうけいれられれば可能である。今回の対馬研修は出張にはならなかった。
浜之上先生の費用は、塩尻志學館高校で出してくれた。生徒の反応としては、雰囲気がとてもよかった。この活動は定例化の方向である。でも、今我々の活動が公的には認定されない。どこかの校長名でできると出張として認められる。
発言:
・神奈川では、中国語部会ができそうだったが、不都合な面があってやめになった事がある。
・長野の動きで、毎回信濃毎日に載せてもらっているのはすごいことだと思う。こまめな情報提供ができている。韓国朝鮮語を勉強している人が、編集長をしている。
兵庫の動き<方正雄>
兵庫では25校で行われている。少なく無い数字である。去年の10月から、年間5回会合をするようになった。
ネットワークで培った物を活用している。ネットワークの交流会でしてきたものの地元版である。4回ほど会合をもって非常勤のネーティブの方が非常に多い。ほとんどが韓国から来られた方である。学校文化の違い、韓国の生徒との違いが大きい、いきなり日本の学校文化が冷たい、孤立している、授業も丸投げになっている。
日本の学校の様子も伝えながらやっている。公務になっていない、部会にする方がいいのか。生徒も参加するとか、マスコミに知ってもらうことも課題かと思われる。参加人数は常時10名程度である。ネットワークに入るかどうかというのは、微妙である。来年はどうかわからないがソウル大での研修に兵庫から7名参加した。それも成果かと思う。ネットワークであることの意味が大きい。
いま、ようやくモイムを定着かされようとしている。これから学校で教えているのだからこういうことも考えないといけないよというとで、今盛りたてていこうとする段階である。ただパートの延長という感じで、初めてモイムに来て、今は教育として学ぼうということになってきた。
兵庫は免許なしで授業しているのが半分以上である。「特別非常勤講師」で免許がいらないという方向と、免許がいるという方向と二通りある。ソウル大にいってから積極的にやろうという方向になっている人がいる。ソウル大から帰った人たちもいいきっかけになっている。
兵庫県の構造、これから、ネーティブのかた、日本人の教員がいるが、今後ネーティブの方が増えているのかなと思う。私たちが、その人たちにどう教えていくのか。お互いに刺激を与えられる関係になっていけばいいのかと思う。ネーティブの方は、学校のことはわからない。日本語もよくわからない状態で授業を任せる例もある。
鳥取<濱本愛>
鳥取県の事例報告。鳥取と対馬の関係、漂着民を対馬藩が迎えに来て連れて帰った事例がある。「とっとり韓国朝鮮語教育ネットワーク」を立ち上げた。まだ、公務にはなっていない。
鳥取における韓国語教育の現状
2004年1月31日、2月1日に鳥取研修会が実施された。ネットワークづくりの必要性が確認された。その後、2004年5月に鳥取県教育委員会が韓国語教育協議会を作った。
大学、国際交流院、大学その他のにもよびかけた。実際には高校以外でも韓国語が行われている。活発になっているのに交流がないのはもったいない。韓国語を使って何かをする。県で招待して高校生を学校に派遣するとか、国際交流員と生徒との出会いを準備している。ホームページの作成を公務とすることも検討中。
(ALTの先生より)
・感想、県の教育委員会から声をかけられたのだけれど、物足りなかったので自ら集まりをしようということになった。模擬授業は勉強にもなり、2,3ヶ月に1回ぐらいできればいいということになるのではないか。勉強になってありがたい。
・ネーティブだけど、どうすればいいか分からないことが多い。自分が授業でやっていることを見て頂いてアドバイスをもらってよかった。次回はサムルノリをやってみることも考えてみたい。たくさんいるのでお互いに情報交換をしたい
11:00〜
JAKEHSの現状と今後の課題
○東B(武井・遠藤)報告
・交流会は東京近郊(神奈川、千葉、東京、長野)で行っており、現在のメンバーは
・北海道、東北地方はまだ開拓できていない。
・教材研究をしつつ課題をさがす方向でやっている。
・教材研究をすすめていき、共有できるものを形で残したい。
・『ハングル@ホームステイ』(\700 白帝社 100P前後)がそろそろできあがる。
→修学旅行・ホームステイのための語彙集
月1回ぐらい2年かがりのプロジェクト
当初4000語選び出したが本にすると分厚くなるため1000語とした
全く韓国語を知らない学生やハングルを読めない学生向け
ふりがなはカタカナを読めば韓国人にそれらしく聞こえるようにしている
・質問「収益はネットワークに入るのか??」
○西B(左)報告
・交流会のとき自己紹介、近況報告に1時間半ぐらいかけており、その中から課題が見つかったりもする。
・鳥取研修会以降3回交流会を開き、実践報告を行っているが、ここを今後もう少し強化したい。特に関西方面の開講校には困難校が多く、そのような場合の実践報告が求められている。
・『好きやねんハングル』のワークブック・指導書作成中。ワークブックは来春予定。
・スピーチ大会や京都研修
・課題 @行政とのつながり=教育委員会に認知度を高める。
A教科研究会を立ち上げたらどうか?出張にも行きやすくなる?
しかし具体的なところで問題が多い
Bホームページ作成→しないといけないと思いながら進んでいない現状
○南B(今給黎)報告およびブロック統合についての提案
・対馬にたくさん来ていただいて、ほっとしている。また今後がんばっていく人的な土台ができたように思う。
・南Bの交流会がなかなかできず、また各Bも偏った場所で交流会をもっている。
そのため、それぞれの地域(住んでるところや近郊)で足場をしっかり固めていく必要がある。
・活動の中心をブロックの交流会ではなく各地域ごとにおき、その次にブロックでまとまる方向にしたい。
・南Bと西Bを統合して、全国内2つのブロックで活動することを提案する。
・またMLも南Bと西Bを統合して、全国内2つにすることを提案する。
・イメージとしては大きく西でまとまる、東でまとまる感じ。
○意見交換
・地方の活性化はネットワークの今後の課題であるが、それとネットワークの統合が結びつかない。西Bについていったらいい、という感じでよけいに消極的にならないか?
・地方の活性化というのはかなり難しいことであるが、南Bの活性化はこの対馬をきっかけにできるのではないか?
・合併でも統合でもなく、小回りの利く地元に根ざした活動を活発に、全国をどうまとめるか、という提案である。
・1つになってもいいが活動しやすいように今までは3つだった。一気に1つにするのではなくまずはワンクッションおいて2つにする。
・統合するだけでは活発にならない。それぞれが意志をもって活動しなければならない。
・西BのアットホームなMLが南Bに流れて活性化するかもしれない。
・かつて中四国を西Bにしたときのように、変化や刺激をきっかけにする。
・MLがいい雰囲気になると思うので統合してほしい。
・活発でないところを大きな範囲にすると、よけいモイムに遠のくのではないか?MLのみ統合して情報・意見交換しては?
・実際のところ西B交流会と言いながら、地元の集まりになっていて、ブロックのモイムでなくなっている。
・西Bモイムのやり方も考えていかないといけない。地域ごとのモイムをやってブロックのモイムは減っていくのではないか。
・ブロックとしての役割をまだ十分やりきっていない。西Bも大阪・兵庫中心で京都、滋賀、和歌山から来てもらう努力をしないといけない。それぞれの地域でやっていけないのではないか?
・遠くなると交通費が大変。物理的距離が心理的距離にもなりうる。
・ネットワークなので中心をつくるのではなく、網をつくる。メンバー全員が集まるモイムをどこどこで、ではない。中心に集まって束ねなければならないのではない。
・ブロックという名があるけどブロックとして広がってないのではないか?
・西Bが阪神で集まってやるのもいい。そこから和歌山を巻き込めばいい。
・南Bがどこか一カ所に集まるのは時間もお金も大変。同じ西Bと言いながら、北九州や南九州でそれぞれモイムをやり、年に一回ぐらいどこかでバンと集まる。
・形は西Bだが実質は細分化ということ。地域のよりどころがいるのでは?
・合意できればいいが、時期尚早のようである。MLのみ西Bと南Bを統合する。
今後もMLで議論してブロック統合もありうる。
・ブロックのやり残したこと、つまりは目配りをする。範囲としてのブロックと考える。