3JAKEHS全国研修会松本大会記録

 

1、日時  10月25日(土)13:00〜17:00 、 26日(日)9:00〜12:00  研究討議

25日(土)午前は希望者のみ、長野朝鮮初中級学校の一般公開授業参観

26日(日)午後は希望者のみ、松本市内の韓国朝鮮関連フィールドワーク

2、場所 松本市浅間温泉「みやま荘」大会議室

      〒390−0303  松本市浅間温泉3丁目28番6号

         п@0263−46−1547  Fax  0263−46−7442

3、参加費 無料

4、宿泊  「みやま荘」1泊2食付 夕食交流会費込み  10、000円

            宿泊せずに夕食交流会までのみの参加の場合は5,500円

5、26日昼食代   手打ちそばに蔬菜がついて1,500円

6、旅費補助  往復交通費が25,000円を超える遠方の方のみに一部補助をします。

             (おおむね南日本、中国地方、東北地方、北海道が対象となります)

7、詳細な日程

 

10月24日(金)

 希望者がいれば、午後に穂高町「金剛寺」などを案内します。

 日本に数少ない太古宗の韓国朝鮮式寺院で、慶州仏国寺の鐘を模した梵鐘も見事です。

宿泊は、浅間温泉「みやま荘」4F洋室全部と2F和室1室を予約しています。

 

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10月25日(土)

 10:00〜11:00  長野朝鮮初中級学校(松本IC近く)で一般公開授業が行われます。

   希望者は参観。小学1年から中学3年までの9クラスが公開されます。終了後舞踊の披露も。

        松本市島内2543−1  рO263−40−7963

   みやま荘までは自動車で約20分。

  会場:浅間温泉「みやま荘」大会議室

12:00受付開始  受付と一緒に会計も行います。発表の印刷物がある場合は事前に印刷物を送付。

 

 

13:00  開会

       歓迎の挨拶 太田剛

             ・「松本と朝鮮の関わり」

             ・ ネットワークの変わり目として、活発な論議を。

       後援者 挨拶・・・国際文化フォーラム 田所宏之常務理事

・ 35名の教員が免許取得・各ブロックでの活動が成果をおさめつつある。  

駐日韓国大使館韓国文化院 柳珍桓院長

13:20  基調提案   山下誠(10分)・・・時代とネットワークの方向性

     ネットワークの沿革

     ネットワークでしたいこと

(1)                         学ぶ・・・<人権文化>の側面もある

<語学として>、到達度についての議論→「好きハン」事業。

音が先?文字が先?   今回は音変化がテーマ

<文化理解>、 歌などの授業

(2)                                       使う・・・ 交流事業(振興院プログラム)

  日韓でイメージしてるものが違う。

(3)                     つながる ・・・これからの運営で各地域をどうつなぐか?

(4)                  広める ・・・各地域での集まり(長野・兵庫)

これから・・・

ネット型・組織型、それぞれ短所・長所がある。

ネット型・・・有機的・活性化、しかし無責任・あいまい

組織型・・・固定的・安定、化石化する傾向がある。

98年から数えて、5年が過ぎた。第2期5年期間を、どのように展開するか? 

13:30  3ブロックからの報告(5分×3)と質疑応答

      東日本B・・日本人・韓国人が半々。

<課題>各地域(長野・仙台)をどうつなげるか?

活動の拠点作り。まだまだネットの網の目が粗い。

              現場以外の人の関わり方をどうするか?

      西日本B・・・<課題>MLの活性化・HPづくり。

              各地域の中での連携強化。

              高校の再編の中で、営業活動をどう組むか?

     南日本B・・・ <課題>研修会ができていない。

              北部・南部それぞれあつまり、拡大交流会でブロック全体を集めたい。

             大学関係者なども集まってきてる。スピーチ大会を予定している。

14:00  休憩      (15分)

14:15  実践報告   司会 武井一・太田剛 

     連音化と音変化の指導を中心に実践報告。中で模擬授業的なことも加えて頂きます。

 

  東日本B 発表者 長渡陽一 (東京都) (25分)

        「ロシア語の有声化の規則」を説明・・・難しいことを体感させる

        *規則よりも具体的な単語で覚えさせる方法をとっている。

         はじめは規則の説明しない。

         文字から導入すると、韓国語の場合、変化が多いので説明が多くなる。

         例外だらけになる。(ムlコギとプlコギなど)ので、単語をまず覚える。

        キヨクの発音・・・gが基本としてもよい。知らない単語の発音変化をしても難しい。

        メモは禁止。文字からやらない方が単語を覚える。(書いたら忘れる)

      チベ カムニダ。を口で言って覚えてから(90分×5回、6月くらいハングルを教える。

    助詞 エ を教える。ハッキョエ、など

       チベの書き方を想像させる。

       トソガネ ハングゲ なども書かせる。

ハングンマル(韓国語)、シムニュク(16)、などは2・3個だけ教えて、こんなのもあるという感じで説明する。

                           

  西日本B 発表者 林章子 (大阪府)(25分)

       学校の概要

           英語とハングルの選択必修(ハングルがやや多い)

              大田高校と姉妹校提携

(教材)「好きハン」・ワークシートなど

<有声音化>

 教科書の規則を読ませてから説明

「k・t・p・chは2・3番目にきたら濁る。」

 カタパチャを何回も言わせる。

チョゴリ・パジで説明。アボジとかも確認。

 <鼻音化>

説明しない。 「なめらかできれいから」とか言う。 説明しても通じない。

<連音>

「2階にいたら重くてしんどいから、隣のあいてるとこに移るねん」

「日本語で、「私は」と書いて、「わたしわ」と読むのと同じ」

[    ]の中に発音どおり書かせる。

歌の授業で、歌詞の中で出てくる連音を確認

「イウンパッチムのあとの時は、○と○どうしで仲いいからおいとこ」という。「マルマルちゃん同士は置いとく、連音したら意味わからなくなるやろ?」オプソヨなどは、難しいから、説明しない。

 

  南日本B 発表者 今給黎俊伸 (鹿児島県) (25分)

           音の変化は単純化して教えることがポイント。

まず覚えこむ。文字も同時に書かせる。単語に助詞がつくと苦労する。

カナタラを書いてみて、どの音がにごるか、自分たちで、言ってみる。 「サ・ハはにごらない」ことを説明

文字を読んで、覚えさせる。

パッチムの学習 詰まって発音する文字のあとに激音で発音する文字が来たら濃音化する

<鼻音化>

<激音化> 激音化する文字のあとにhが来たら激音になる。

初級で資料の8番まで教える。

 

15:30   休憩     (15分)

       

15:45   討議     (75分)

YM: 韓国語は書いたとおりに発音しないことが多い。英語も多い。

    英語はなんとか覚えてる。韓国語の変化の度合いはもっと多いので、覚えることは非常に難しい。

NA: 英語も連音化している。 読むこと(理解)はできても、話せないままの人が多い。

文法を理解できるようになるには、ある程度の単語の蓄積は必要。

聞くだけで授業できるのは、 80単語まで。

JM: 耳だけの授業だと評価はどうするのか?(長渡)授業10回で7月に期末試験がある。年間に2回ペーパーテスト(中間はしない)する。5回耳で、5回ハングルでやる。   対象となる生徒はほとんど立教大学に行く。  

IT: 文字を習得するために韓国で買ったカードを使う。音だけでおぼえてもいいと思うが、

自分に、文字を書かせたいという葛藤がある。長渡さんは「書く力」はどうとらえているか?

NA: 4つの技能は、別々に習得するもの。「聞く・言う」はセット(はじめの5回)

  そのあと、ハングルを「書く・読む」を練習(5回)。覚えている単語だと説明も理解しやすい。

JI: チャンジャさんの授業は使える、と思った。

        チベを覚えても、チブルとかは難しいので、文字の練習も必要。

KJ: 有声音化などは、意識して教えたことがない。教える方が、生徒に難しく感じさせる。 カタカナはつけさせない。発音記号をつけさせる。

IH: 有声音化の説明はチャンジャさんと同じ。「語頭は濁らない」という。簡単なようにわせる。栗きんとんはにごらない。あまぐりはにごる。日本語の方が難しい。と言ってる。

       文字と並行して、「聞く・話す」も重視するようになった。「読み書き」のまちがいが多い。言う・話すができても、「読む・書く」でまた苦しむ。やはり別々の訓練が必要。単語は絵カードで言えるように、読めるように、書かせるように、と順位を決めてる。    

FU: 文字を考えなくても鼻音化とかできるようになるのか?

KJ: 説明しなくても言えればよい。

SJ: 自分も発音のことはあまりやってない。4つの技能の総合評価、全部できるようになるのは無理、1学期は読めるようになる、とか簡単なことを目標にしてる。イムニダ。pとnと結婚するとmが生まれる、と教える。

MG: 会話は民団のがよい。発音のあまり難しい説明はしない。発音 は歌で教える。カナタラの歌で覚えさせる。

黒板にカードをいっぱい貼る。チpを10回言う。あと助詞をつけて読ます。はじめはパッチムがなかったのに、学者があとでつけた、と説明。音が先、そのあと、文字がよい、と思う。

YJ: キヨクをkと認識してる。タッカルビは、ダでなくタで認識してる人が多い。

      音に対する認識が日本人と韓国人はちがう。生徒が規則を見つけるやり方がよい、と感じた。

TH: 英語の音変化はどう教えてる?

TT: 学力のしんどい子もいる学校。歌で教える。韓国語では有声音化とかはあまり教えない。具体的な単語を教えるときに説明する。生徒が疑問を持ったときに説明する。

OG: 音韻について聞きたい。

KS: 4つの技能にこだわるとおもしろくない。ことばは、すべて音である。文字はあとからつけたもの。長渡さんは音声一般について学生に理解させようとしているのでは。音素・音価の学習が必要。 ハングルに日常的にふれてないから、頭にいれるしかない。音と文字はいっしょに出てこないから、バラバラになってもしかたない。今までは30音韻使わない単語を先に覚えさせた。好きハンは文字と会話を結びつける単語を選んでるから良い。

NA: 単語を知らないと、文字が絶対でてこない単語が多い、ハングルは表音文字ではない。

 イッタだけでは、文字が書けない。

HA: カムキ・カムギ 韓国人にはどちらも変わりない。だから同じ字になる。日本人ははっきりと分けて認識しようとする。

YA: はじめは、日本人が区別してることを知らないから教えなかった。今は質問が出たら説明してる。韓国人はにごる・にごらない・の区別がないから通じる、といってる。たくさんしゃべって、慣れたら通じるようになる、といってる。

YM: 母語が何語であるかによって教え方が違う。多言語教育の立場からの視点もある。日本人はにごる音に敏感。韓国人にはどうでもいいこと。でも日本人はそう感じてる、と認識してほしい。日本人ははじめに教えたい、と思う。(演繹法) 韓国人は単語覚える方が先、(帰納法)、音を先に覚える方が自然に学習できる。長渡さんは人工的に帰納から演繹に移行させる方法をとってる。

規則の説明について、いろんな用語を使ってる(結婚・引越しとか)のが、おもしろい・且つ理屈にもあってるので、交流をこれからもやりたい。

17:00   連絡     (10分) 

 今回フォーラムから35万円援助をいただいた。ので、参加費が4500円になった。

17:10   終了        

 18:00   夕食交流会開始 (同会場を和室宴会場に模様替えして)

 

 

1026()

9:00  開始

      連絡事項   帰りの車の手配について

9:10  討論開始

      昨日の討論のつづき きのうの自己紹介でJ先生が「やってみたいけどできない」といっていたが、具体的にはどんな問題が?

JM: 音声から先に入ることが生徒たちにはできない。いっしょに復唱、音声のみの暗記、が不得手。視覚的に何かあると生徒も(教師も)安心するようだ。いろいろと準備してやってみたが・・

EM: 耳から入るのは問題ないが、発声することがどうしてもできない生徒がいる。(これは韓国語の授業にかぎらない)そういう生徒には「よみかき」中心の授業にならざるをえない。

KM: 質問。要求すればいくらでもしたがっている学生を持っている自分としては、習熟度が早ければこの方法を取り入れたいので、この1〜6と実際の授業内容との関連性をもう少し具体的に知りたい。どうしてこの1〜6のようなものを教えるようになったのか。

NA: このような教え方になった経緯を紹介すると

1年目 一般的な読ませて書かせる授業実施・・・1学期終わりに実は読めてないことが判明

2年目 自作のテキストで実施。1学期中に読み書き終わる予定が結局1年間に。             

3年目 実験的に音声から入る授業を1学期。テストはカタカナで。

4年目 音声から入って途中からハングルを導入。

4年目以降〜    前半は音で、後半はハングルで、というスタイルになった。

授業の中心は「自己紹介」 自分の身近なものをいうことに重点にしている 

(例)R高校で韓国語を勉強しています。今日何を食べました。あしたはどこへいきますか?

など 実際的な会話を中心に置いている。

IT: 音声から入ると定着がどうなるかは、一概には言えない。教室には一般人と高校生がいるが、一般人のほうがカードへの反応が遅い。音先が有効か、文字先が有効かは個人差がある。

自分は90分授業なので同時にできる。まず文字を30分、あとの時間は音声でとにかく覚えさせる。

IJ: 音声できいて覚えさせるには、何度もいわないといえない。一人ずつあてざるをえないので時間がかかる(学生からの反論が多い)。実際にはむずかしいだろう。総合選択の授業は週2回あるので、最初の1時間は音声のみで単語をいれかえてくりかえさせ、2時間目は文字を導入している。このクラスは社会人が混じっているからこの方法ができるのかもしれない。

FK: 同僚の先生に教えている。やる気があるので4月に文字から先に教え、今では簡単な会話もできるほどになっている。

YM: 一般的に学力の低い生徒は勉強そのものにやる気がない。Y先生は違った反応があったと東ブロックで報告されていたが?

YJ: むしろ音声から導入したほうが、集中して会話ができる。文字を入れ始めたら、やる気がなくなり始めた。なるべく会話を入れたほうが集中するのでは?

(司会)話だとよくわからないので、ここで5分くらい、模擬授業やってみてください。

 

<YJ模擬授業>

アンニョンハセヨ? 

チョヌン チナンチュウヘ ミナトミライヘ カッソヨ。 オディヘカッソヨ?

(一人ずつきいていく、だんだんと長い文章にしていく)

チョヌン マツモトへ カッソヨ

**シヌン、オディヘカッソヨ?

マツモトヘ カッソヨ。

***シヌン オディヘカッソヨ?

 

 IT: かなりレベルの高い授業だとおもうが

YJ: H高校の学生と比べると集中度は落ちるが、会話の能力はK高校の学生もそんなに違わないと思う。、しかし、休講がかさなったり、復習の時間に多く取られたり、欠席者がかならずいる、毎回の準備が間に合わない、などの理由で毎回このような授業ができるとは限らない。

YM: K高校は指導困難学校なので今きいれ先生がいわれたのとは現状は反対。

SO: 音声と文字はどのように結び付けているか?

YJ: やっている会話とその日に教える文字があまり関係ない。

    10月でやっと濃音とパッチムにはいったくらい。実際にやった会話は

    オdカセヨ?チュミガモエヨ? などは、文字を見せていない。あとからきいてくれば教える。「好きやねん、ハングル」を使っている。

NI: 自分も4月10日くらいから「好きやねん」の自己紹介の1部をむすびつけて、音声から導入。

(例)1時間目

あんにょんはせよ。チョヌン〜イムニダ。パンガpスmニダ (音声のみ)

2時間目

コdゥンハクセンイmニダ、チェ チュミヌンカラオケイmニダ・(音声のみ)

「カラオケ」で何を言っているかわかるので、チュミガムォッシmニカ?ときいても答えてくれる。

 

ちぇちぶん  まつもとし   イムニダ

       ***ちょう  イムニダ

   このようにつづけていくと、なにを言っているのか 自然にわかってもらえる。

あとで家という単語を教えると「チビ」が「家が」という意味だというのに気づく。

要するに、どのように状況を作り出すのかが、重要。

 まず音声からはいって、そのあと教科書を開かせるという授業の流れを作っている。きいてわかる能力は、あまり個人差がないといわれているので、音声中心の授業は、読み書きよりも学力差をひらかせない普遍性のある教授法ではないか。

(司会)学生指導の点についてはいかがか?

IH: 選択の学生は比較的やる気がある。しかし中には問題のある学生がいる。そういう学生が3分の1以上いると、授業は成り立たない。仕方なく授業を1対1形式で教えていても反応なしの学生がいる。口が開かない子にはカードに指さしさせるようにしている。

TT: 英語の授業だが、1年生は口がよく開く。きょうの欠席は?何番?などを英語で答えさせる。

基本的に指示は対象語で行っている。高学年になるほどしらけている感あり。韓国語は総合学科の生徒に教えているが、なるべく指示、あいさつは対象語でするように心がけている。

UC: 中国語を教えているが、5月の連休明けまでは基本的に文字なし。発音のみ。やはり声を出させるのは難しい。一人一人に向かって「音を聞いて真似して」と指示して繰り返す。もともと学力が低い学校で欠席の多い学生は授業に参加しようとしない。映画を見せたり、中国の話をしたりして授業を進めるようにしている。

県立ジョウサイは選択なのでわりとやる気ある。1年間しかべんきょうしないので、5月連休までに発音をすべてやる。コーラスリーディングも個人的発話も問題なし。

カタカナで発音を表記するのは、韓国語を教えるのには普通か?中国は発音が200以上あるので日本語のカタカナでは表記できない。

KS: KK高校で1年生の6単位についてお話しする。数年前にカタカナ表記できるものとできないものを調査して、本をつくった。ライターからカタカナ表記にしてほしいという要望があった。基本的にイユニさんと同じ結果になったが、ピウp、キヨk、ティグt以外は実は入門時の会話の中でネイティブはききとってくれることがわかった。 授業の目標をどこにおくかによってカタカナを導入するかは違ってくる。

ゆんさんの授業は文法ではなく単語のおきかえでできるものであるので、能力とは関係ない。単語として置き換えカードとして扱えば、過去形でも導入できる。ただし、やはりせいぜい5回くらいまででは?

PA: 自分自身、音声のみというのに疑問を感じる。日本人にとってはもっとも習得しやすい言語であるということを言って4技能をバランスよく教えるのがよいと思う。

きのう、2回きれた、といったのでははちゃめちゃな授業をしているように思われるかもしれないが、あいさつや簡単な会話は授業ごとに導入している。コスモス辞典の大見出しの単語の中から選んで文字カードをつくる、辞書形を提示。あまり繰り返すと飽きるので、スピード感を持って。かくよむからはじまって「きくはなす」に。たとえば、まず板書したものを書き取ってもらう。次にアイラブユを韓国語で書いて読み取ってもらう。できたら帰ってよい、といってその日の習ったことを20問のクイズにしている。

IS: 習得と学習は違う。われわれは韓国語を習得させなければならない。どうしたらいいか?

「有目的的」目的があるときがもっとも学習できる。

「先行組織」何かある状態でなければ、新しいものは注入されて形成されない。

こうしたことを念頭に入れて授業をするべきだ。

今「文字先か音声先か」を論じているが、言語の習得過程を考えると、自然なのは音声が最初。英語を学ぶときもそうだった。文字からはじめているが、実はこれは逆行していることだ。

もうひとつの問題は学生の学力、学習姿勢が低いということのようだが、このように教えてみてはどうか。韓国語を選択する理由、要求、二―ズがなにか調査する。たとえば「冬のソナタ」を見て関心をもったというのなら、これを活用させるべき。その生徒にはじめから文字を教えるのはいい方法ではない。言語というのは、音と意味が結びついたものだから、愛を語るとき「ああ、韓国語ではあのようにいうのだなあ」というのを教えれば、興味もわくし、効果もある。いけないのは脱脈絡的な授業だ。それは学習であって、習得ではない。

わたしはこういう表現をしたい、どう表現したらいいか、教師は、その状況をつくりだして、こういえばいいのだ、ということを教えていくべき。もっともいい教科書は学生の要求にあわせ、教師がそのクラスのために作り出したものだ。

(司会)鳥取のALTの先生方から

KJ: きてよかったと思います。

自分の授業はいろいろな文字がよめる、かけるようになるのが目標。60単語で30くらいの動詞を1年で定着させるようにしている。1年間勉強して5級がうかるくらいのレベルにしている。生徒がすらすら会話ができるようにとは思わない。文字が読めて、いつか自分が本気で勉強すればできるという自信感をもたせることを目標にしている。

SJ: 感想は新聞にのっていることと同じ。適当な教科書がない、指導法が確立されていない、のが問題。今後もこうしたことを勉強していけばたのしい人生になるようだ。自分は日本語をべんきょうして日本にきたが、最初は日本人にはなしかけられたときは何をしゃべっているのか全くわからなかった。高校生は耳がいいのでよく真似ができる。自分の経験を通して、文字からではなく、音声からはじめるのはわるくないと思いました。

 

 

10月26日(日)  会場は前日と同じ

9:00   連絡

9:10   前日の続き討議 授業に関して音声指導以外の課題についても行ないます。(60分)

10:10   休憩      (15分)

10:25   ネットワークの今後と課題(85分)

 

YM: キmチルrモゴヨ

    キmチルrモゴヨ? ね、キmチルrモゴヨ

これは文法を疑問文を生成して答えているので、文法的要素がはいっているのでは?

KS: それは非言語言語の部分(ジェスチャー、表情など)で感知しているのであって単語の入れ替えだ。

YM: 言語の自然な習得過程がそれなので、それを取り入れるのがゆん先生の授業だと思った。

たとえば オヌル キムチルrモゴヨ

       オジェ キmチルrモゴッソヨ

       オヌル セータールr イボッソヨ

       クロム、 オジェ?

         学生は オジェ イボッソヨ と 自然にでてきた。

    この段階ではすでに文法の生成活動を行っているとみなせるのでは?

その後、文字を提示してあげれば、生徒は文字として過去形の形態素を理解できる。

(むしろ理解がないと応用ができない。)

音声からはじめたこともあるが、教師側がまちきれなかった。今は、1つの時間のなかで音声が先で文字があと、という形式をとっている。これは導入している先生方も多いのでは?

文字の後付けができるというのが、韓国語の習得に可能ではないか、という話。

たとえば

(1)学校 の絵をかく

ヤマシタシヌン  フェーサヘカmニダ

アユミシヌン   ハッキョヘカmニダ

 

アユミシヌン オディヘカムニカ? ハッキョ?フェサ?

・・考えた後、「ハッキョヘ」と答える学生がでる。

最初に 音で聞いたほうが、生徒は忘れない。ヌグ、オディ、ムオなどの疑問視は比較的はやくおぼえる。これは単なるおきかえだとも考えられるかもしれないが、文法要素が習得できている。

(2)ヨギヌンオディムニカ?

ハッキョムニダ

ヨギヌン サニムニダ    復唱させる

サニムニダ

じゃあ、サニムニダ書いてごらん? きこえたとおりかくように指示。

サニムニダと学生が書いたら、

よくみてごらん、

 ハッキョイムニダとサニムニダが違うことをきづく学生がでる。

まちがいがわかる。 ―> これが音がさきにあって、文字を導入させるという、方式。

このように、「よみかききくはなす」をきりはなすことなく導入することができると思う。

さらに、サネカムニダ と発音。エは「〜に」という意味であろうと気づかせるように提示する。

かいてごらん?というと

「サネカムニダ」と書いたがくせいも さっきの文法から「サネカmニダ」だと生徒が勝手に気づく。

 

学習者のニーズがどこにあるのか、という話があったが、「話したい」というのと同じように「あの変な文字を読みたい」という要求もあるはず。文字も音声もちゃんとおしえるべき、ただ、順番がどちらが先が効果的なのか、というのを試行錯誤して今後も論じていくべき。

(司会)これからも、この問題は各ブロックで実践報告を交えながら論じつづけていくのがよいと思う。

話かわって、長野、兵庫、鹿児島各県から、これまでと違った動きがでてきたようなので報告お願いします。

NI: 県内の公立高校を取り巻く状況に今年変化があり、今年夏頃OT先生やST先生と話し合い、NN高校の生徒2名、SG高校の生徒2名をまじえて長野県内高校韓国朝鮮語合同学習会を開いた。

   (レジュメを参照。)

  <合同学習会のようすをビデオで紹介。>

  感想。1回でおわることなく継続させていきたい。来年度以降、外部講師を依頼するなど。企画、予算化などをしていこうと思っている。高大連携、ネットワークの会員同士の結びつき強化、などの場にもなるのではないか。韓国朝鮮語教育を支えてくれている人々(取材記者、留学生)を取り込んだ活動をめざしている。

YC: ヒョウゴモイムと仮称している。きっかけは兵庫県は韓国朝鮮語にたいして県の認知度が低く、現場の管理職の意識が低い。出張費を要求しても、「大阪ではくらべないでください」といわれてしまう。形を認知させたいと重い、ネットワークのメンバーによびかけ。モイムの準備をきっかけに兵庫県の実態やネットワークの関係が強化されたようだ。県内15高校のうち*校が参加。教育院の先生方とも交流できた。模擬授業などをやった。ネイティブは日本の社会、授業の現状をしらないまま放り込まれたので、混乱している様子がわかり、印象的だった。勤務高校の教師にも相談できなく不安だったという。そういう教師たちのためにこのモイムは必要と実感。今後は12月に集まる予定。

IT: 昨年11月に全国大会あった際に、今年の5月、7月、10月に集まっている。

大学、高校、市民講座、学生などがきている。 5月は日本人3人全員、鹿児島の全大学、市民講座、学習者、国際交流員(7名のうち3名)がきた。みな悩んでいるので交流すれば教授法けんきゅうなどをとおしていみがあるはず。鹿児島を軸に韓国朝鮮語を学習する機会、環境作りなどを目指したい。韓国朝鮮との交流もやっていきたい。しかし、つづけることはエネルギーが要る。I先生、Y先生などと助け合ってやっている。

11:25

(司会)第1の5年期がおわった。第2の5年期入るが、これからが難しい。今回の全国大会を総観して共通していることは、各ブロックで地域ごとの活動が活発化してきている。全国交流会から地域に活動がシフトしている。ネットワークとして活動していくためには、横糸をふとくしていくと同時に緻密にしていくこと、多様化を認めること、これらをあわせて活動していくべき。さまざまな問題がでてきたのに、1年1度の交流会のままでいいのか?

各地でぜんこく大会的なものを開いていけば新しいネットワークの活動もできるのでは?

たとえばこの1月の鳥取で交流会があるが、このような地域大会をうまく利用して全国が参加して、その地域の先生を応援していく、という形はどうか。

YC: 春に岡山でやった。鳥取を応援するつもりもあって今度鳥取で交流会を開くことにした。H先生から鳥取の現状を報告してもらう

HM: 今年3月からネットワークの存在を知って参加するようになったが、地域ごとの基盤をひらくには・・・横とのつながりがほとんどない状態。ALTの先生方は鳥取県になげかけたりしてくれてるが、自分は授業で精一杯だった。だが、今夏のソウル大などの研修を通し、まずは地域でネットワークの存在を知らせ賛同してくれる人を募りたいと思うようになった。県内ではんぐるの研修・情報交換会がなく今度の交流会は出張扱い。地域交流会を開き、理解をひろげていきたい。今の鳥取県の現状は名前だけ。

YC: 鳥取交流会は西ブロックでバックアップする。

 

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11:50   閉会行事・連絡  (10分)

12:10   終了  2名帰宅。

12:15  昼食 ホテル近所のそばや(「かどや」からホテルに出前。 蔬菜つきで1,500円程度。 

 12:45  帰宅組は3台のタクシーで松本駅へ。 (9名)

 

13:00  フィールドワーク開始 :案内は松本市の絵本作家、近藤泉さん (2時間弱)

        車数台に分乗。地元メンバーを中心に車を出します。(22名。車5台)

 

@     針塚古墳…高句麗渡来民の積み石塚

A     里山辺地下工場跡…戦時中の強制労働のあと。横穴洞窟で足元危険。

運動靴、汚れても良い服装、懐中電灯持参。(ヘルメットは近藤さんが用意)

 15:00  解散。松本駅と松本ICまで送ります。(第1グループ)

 15:30  解散 (第2グループ)

                       

JAKEHS