10月16日(日)の12時から16時45分まで開陽高校で本年度第2回目の
鹿児島モイムを開催しましたので報告いたします。
今まで鹿児島モイムは鹿児島のメンバーで開催して来ましたが今回は宮崎・熊本
の会員にもよびかけました。熊本の会員は今週から韓国への修学旅行があり、
忙しく参加できませんでしたが、宮崎・鹿児島の会員全員があつまり、お互いに
初めて顔を合わせる人もいて、熱気ある研修会になりました。合計9名の参加が
ありました。
高校・大学・市民講座などで教えている立場で研修会をしていますが、授業者の
数を考えると高校のほうが割りと人数が適切な数で、大学の授業のほうが大変
かなという感じがしました。大学で大人数を対象に教えている方々は、それぞれ
の工夫をされているだろうと想像します。
また、宮崎からの参加者から、通訳をするときはいつも自分たちに頼んでくるが
もっと韓国語を学んだ日本の人たちが多く出てきて、どんどんその人たちに活躍
する場を提供してほしいという意見が出されました。
私も、以前から感じているのですが、鹿児島でも通訳を頼まれていくと、ほとんどが
韓国の人で、日本人が担当することが少ないと思っています。
今後、私たちの韓国朝鮮語教育が実を結び、私たちの教えた人たちから通訳する人
たちがうまれ、また、この人たちが活躍する場ができるよう努力する必要があると
感じました。
当日は、試験問題や年間指導計画、京都研修・ソウル研修などの報告などの研修
をしましたが、以下、個人の発言に触れながら、必要部分だけ報告いたします。
・M (鹿児島県立高校・全日)
ハングル初級・ハングル中級・ハングル上級の授業を担当している。
生徒たちはとても活発に学んでいる。現在、中級の生徒はハングル検定
4級の学習を、上級の生徒は検定の3級の勉強中である。できるだけ
生徒たちが活動しながら学習するようにしている。
・I (鹿児島県立高校・定時)
ハングル初級・ハングル中級の授業を担当している。上級はネイティブ
の方の担当である。初級には一般の方々が科目履修生できているが、この
情熱がすごい。高校生の意欲と好対照である。教える側は、学ぶ学習者たちが
楽しくまた、わかる喜びを感じられる授業をするよう努力すべきである。ただし、
最終的には意欲をもって学ぶか、そうでないかは、学習者が判断していくこと
ではないかと思っている。
・I (鹿児島県立高校)
国際教養科は韓国語・中国語・フランス語・スペイン語を第2外国語として選択
履修している。最近は韓流ブームもあり、韓国語選択者が多くなっている。授業では
テレビドラマjも利用しているが、楽しみながら生徒は取り組んでいるようだ。また、
6月には韓国金海伽耶高校に生徒5名と一緒に訪問し、9月には韓国から10名の
訪問団が来校して、交流をしている。
一生懸命する生徒と意欲のない生徒との差が激しく悩んでいる。今度のハングル
検定試験は準2級を受験する生徒が3名いて、がんばっている生徒もいる。
・Y (鹿児島県立高校)
今年度、転勤になり、韓国語の授業ができず、残念である。ただ、授業がない代わりに
いろいろなものを教材化しようと努力中である。
(実際にコンピューターを使用して、JAKEHSのホームページに紹介されている、韓国
新聞の教材の作り方の講習をうけました。見た感想は、教材化しようとする意志があれ
ば今後、想像もしてなかったものをいろいろ使える可能性があると思ったし、コンピューター
の知識が、新しいものをどんどん創造していけると感じました。)
・I (大学専任講師、鹿児島県)
大学の授業は人数が60人前後のクラスがあり、とても、授業実践に頭を悩ます。鹿児島
の大学ではお互いに単位互換制度があり、本年度は3月に韓国の2つの大学から10名の
学生が3週間の研修(4単位分)をした。来年度も計画している。
よくわかる韓国語2(白帝社)が最近出版された。教科書を作ってみると分かち書きなど
微妙に悩むことがある。
・N (大学講師ほか、鹿児島県)
K大学で20名近くの生徒が受講している。教科書は「すらすら覚えられる韓国語基本文例
集」(今給黎作成)である。今年の学生は具体的にこの表現を学びたいと要求してくれるので、
わりと授業しやすい。
・E (大学講師、宮崎県)
現在、宮崎の高校で韓国語の授業があるのは私立2校、公立4校である。ただし、教えている人
は全員が非常勤であり、鹿児島と状況が違い、鹿児島がうらやましい。(鹿児島の実施校は東高と
開陽・全日、開陽・定時の3つで全員が教諭身分です)今年、京都研修に参加した。問題は、京都
で学んだことをいかに実践にいかせるかだと思っている。
・H (大学講師、宮崎県)
2年前から大学で教えるようになった。宮崎にきてからその前の数年間はなにもしてなかった
ので、やりがいがある。宮崎にいて思うのは、行政があまり韓国語に対して積極的でなく、大概
のことをネイティブに「お願いします」といって、丸投げしている感じがする。
・J (大学講師、宮崎県)
8年前から大学で教えるようになった。毎年、学生たちに呼びかけて数日間の韓国への旅を
呼びかけている。また、1ヶ月近くの短期研修にも多くの学生が参加している。大学での授業数
が増えたので、何とか卒業までにハングル検定の2級合格者を出そうとがんばっている。
高校でも教えているが、生徒がそんなに積極的でないので、学ぶ内容はおさえて、少しでも愉しく
学べるよう努力している。